我が家はお隣さんから、いつも畑でとれたカボチャや、トマトの苗木などいろいろなものをいただいて助かっています。
先日、お庭に満開になっている食用菊を、おすそ分けしていただきました。
まさかあの咲いている菊が食用だったとは。
しかも菊は栄養も豊富なようですよ。
東北地方でよく食べられている、食用菊についてお伝えします!
食用菊は観賞用の菊と何が違うの?
お隣さんからいただいた食用菊、とりあえず花瓶にいけてみました。
ゴッホのひまわりを思わせる、このたたずまいです。笑
たくさんいただいたので、入りきらずバケツにも入っています。
黄色が鮮やかで、とってもきれいですね!
この菊、食用菊だと言っていたのですが、観賞用の菊とはどう違うのでしょうね。
食用菊でよく見るのは、黄色いものとピンクっぽい紫の花が、私は多いです。
調べてみると菊の花の品種は、どれも食べられるそうですが、苦みが強くておいしい物ではないようです。
それを品種改良してできた、苦みの少ないものが食用菊なんですね。
だから観賞用の菊と食用菊は、おいしいかどうかの違いがあるんですね。
その他の違いとしては、観賞用は農薬などの使用制限が無いですが、食用は口に入るものですよね。
だから園芸用の農薬は使われず、食品衛生法の基準をクリアしたもので、食用菊は青果物としての扱いになります。
そういう違いがあるんですね。
どんな栄養があるの?
菊は古代中国では、延命長寿の花として知られていて、お茶やお酒、漢方薬として使われていたんですって!
薬膳料理としても使われているんですね。
食用菊は主に東北地方や北陸地方、新潟県などで多く食べられています。
菊は殺菌効果や解毒作用があるので、料理の「つま」として多くの料理に添えられます。
お刺身に添えられている「つま菊」は、花びらをちぎって、お刺身と一緒にお醤油につけて食べます。
昔、冷蔵庫などがなかった時代からの知恵ですね。
苦味を感じるのは主に真ん中の「花托」と呼ばれる、花びらがくっついている部分なので、花びらだけを食べる場合はさほど苦味はありません。
スーパーなどでまとまって売っている「料理菊」は、おひたしや酢の物、天ぷら、お吸い物の具などにして食べます。
発がん予防、コレステロールの低下、中性脂肪の低下、抗酸化作用が高いベータカロテンやビタミンC、葉酸などのビタミンBも含まれています。
ビタミンEは「ビタミンEの宝庫」といわれるアーモンドよりも高いそうですよ。
実はとっても栄養価の高い食材だったんですね。
さすが古代中国で、延命長寿の花と言われるだけのことはありますね。
湯通ししてみよう
食用菊をゆでる時には、色が抜けてしまうのを防ぐために、お湯に酢を入れてからゆでます。
そうしないと酸化して、茶色っぽく黒ずんでしまいます。
ゆで時間は、ゆでるというより、湯通しする程度の時間で大丈夫です。
軽くてお湯につかりにくいので、菜箸でゆっくり10秒程度かき回します。
すぐに冷水にとって、軽く絞って出来上がりです!
お醤油でいただく
我が家はお醤油をかけただけで、いただいてみました。
そしたら、「う、うまい!」
こんなに菊がおいしかったとは!
私は実家で母がたまに酢の物にしていましたが、正直おいしいと思ったことはありませんでした。
お醤油をかけた味なら、子どもたちでも食べやすいみたいで、「おいしい!」と言って喜んで食べていました。
さらにマヨネーズをちょっと加えて、マヨ醤油にすると、これもまたおいしい!
なんといっても、噛んだときの食感がシャキシャキしてすごくいいんです!
食用菊、おすすめです!
まとめ
お隣さんのおかげで、食用菊の栄養価の高さや効能、そしておいしさを知りました。
「庭で食用菊を育ててもいい!」って思いました。
ぜひスーパーなどで見かけたら、ぜひお料理に試してみてくださいね!
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