夏野菜の家庭菜園、収穫した野菜たちと半農半Xのライフスタイル

野菜 野菜

新しい家に引っ越してから、夏の季節に、庭でなんとなく夏野菜だけは育てていましたが、今年は畑のエリアを思い切って拡大!

夏野菜の家庭菜園を頑張りました!

なぜ畑のエリアを拡大して、今までよりももっと野菜作りについて勉強しようと思ったのか。

それは、これからの時代はいよいよ「半農半X」の時代に突入していくと、感じたからです。

そして新型コロナウイルスによる社会の動きも、その思いに追い打ちをかけました。

半農半Xの意味についてもお伝えしながら、今年の夏の野菜作りを振り返ってみたいと思います。

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いよいよ半農半Xの時代がやってくる

私が半農半Xという言葉を初めて聞いたのは、滝沢泰平さんの天下泰平ブログを読んだときでした。

2011年以来、滝沢泰平さんはたびたび半農半Xの生き方について、発信し続けていました。

現在は八ヶ岳の麓で、自給自足のコミュニティを運営し、その生き方を実践されています。

半農半Xとは何かというと、Xは生活に必要な収入を得る仕事のことです。

現代は貨幣経済で、お金がないと困る場面がどうしてもいろいろとありますよね。

半分農業をして自分の家で食べる分は自分たちで作って、半分は生活に必要な収入を得る仕事をする生き方が、半農半Xの生き方です。

食べ物はお金を出して買う時代が続いてきましたが、昔は多くの人たちがお百姓をしていて、自分の家で食べる物は自分で作っていました。

とれた作物を交換し合う物々交換も、多く行われていたと思います。

でも今は、お店で売られている食品は、一見食べ物のように見えますが、遺伝子組み換えで全く別の物質になっていることもあります。

農薬漬けだったり、食品添加物が大量に入れられて、健康的な食物とは言えない物の方が多く売られています。

それを私たちは、毎日主な食べ物として体内に取り入れています。

食べ物だけが問題ではありませんが、2人がガンにかかる時代は、当たり前の結果として作られています。

元々、この半農半Xの生き方というのは、塩見直紀さんという方が1990年代半ば頃から提唱してきたライフスタイルです。

自分や家族が食べる分の食料は、小さな自給農でまかなって、残りの時間は「X」、つまり自分のやりたいことやミッションに費やすという生き方です。

 

自然と触れる農業のある生活をしながら、自分が本当にやりたいことや好きな仕事、やりがいのある仕事をすることで、精神的にも満たされるというこの生き方は、心豊かな生活をしたいという人たちの共感を集めているんですよ。

半農半アーティスト、半農半ハンドメイド作家、半農半先生、半農半ヒーラー、半農半社会貢献活動、人によっていろいろな生き方が選択できますね。

コロナの影響で農業に関心を持つ人が増加

野菜

新型コロナウイルスの影響で、家庭菜園や畑作りを始めたり、キッチンで野菜の水耕栽培をしたりする人が増えたといます。

外出できずに、時間がありあまる毎日の中で、自分で食べる物を作ったり、丁寧な暮らしをしようとする人たちが増えたようですね。

私自身もそうでしたし、知り合いでこの機会に本格的に農業を始めたという人もいます。

3食を家で自炊をするようになって、いつもより料理にこだわったり、食に関心が向いた人が多かったようです。

これからの世の中がどうなっていくかは、全く分からないですし、このような状況の中でいずれ食糧難の時代が来るという人もいます。

でも食べる物が自分で少しでも作れたら、安心感がありますよね。

しかも自分でなら、無農薬野菜が作れます。

いよいよ半農半Xのライフスタイルの時代がやって来る!

そう思って私は今年、自分なりに本格的に家庭菜園に取り組んでみました。

家庭菜園で感じたこと

私は今年、庭の作れそうな場所に、畑を何ヶ所も拡大しました。

元々は花などの植物が植えられていた場所や、雑草除けにただグランドカバーの植物が広がっていた場所、何も使われずに放置されていた場所などを畑にしました。

植えられていた植物たちは、可能な限り他の場所に移しました。

畑ができる土にするために、初めてクワも買いました。

鍬

土をふるいにかけたり…

苦土石灰をまいたりして、畑にできる土にしました。

苦土石灰

趣味の園芸の畑作りの本なども、メルカリで何冊も買いましたよ。

やってみて感じたことは、自然界のエネルギーや調和、流れを感じました。

感覚なので言葉で表現するのは、すごく難しいんですけどね。

人間も自然の一部

双葉

野菜作りを本気でしてみて、毎日作業したり生長を観察することで、初めて体感できた感覚がいくつもありました。

「あぁ、人間も本当に自然の一部なんだなぁ」って、思いました。

小さな小さな種から芽が出る時のすごい生命力とか、毎日ぐんぐん伸びる時のエネルギーとかも感じました。

この植物が少しずつ生長していく感じと、人間の子どもが少しずつ成長していく感じが全く同じなんですよね。

あせって、水や肥料を思いっきりやったからって、生長のスピードは少しずつです。

でも、水や肥料や愛情を適切にかけてあげると、その分ぐんと伸びる時期がいつかきます。

大人だってずっと成長し続けていますが、その成長のバイオリズムや流れも自然界と全く一緒なんです。

冬の寒い時期は、植物は芽が出なかったり、生えている植物たちもじっとしています。

でも、春になって地球に振り注ぐ太陽のエネルギーが上昇していくにつれて、植物たちはびっくりするほどエネルギーを増してぐんぐん緑の葉を茂らせて、やがて花を咲かせます。

人間も一緒だなぁって思いました。

人生の中で、寒さの厳しい冬の時期もあるけど、でも絶対春はやって来る。

この自然界の流れに逆らわずに、不自然にならずに、自然な形でのっていくと、私たちの人生もスムーズに流れていくんですよね。

いろんな虫もたくさんやってきたけど、これが全部調和して自然界は成り立っているんだなぁとか、土や植物に触れながら、いろんなことを感じました。

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オクラの葉とカマキリ

この感覚って、実際に毎日庭に出て、自然を感じていたから感じられた感覚なんですよね。

今までは頭では分かっていても、体感が伴っていませんでした。

こういう感覚って、自然と共生して生活していた時代の人たちは、当たり前に持っていた感覚だったのだと思います。

自然の豊かさとかありがたさ、厳しさとかも、幼い頃から当たり前に感じていたのでしょうね。

家族との時間が豊かになる

家族と手伝いながら作物を育てていく中で、家族との時間も大切にすることができると思いました。

太陽の日差しや、吹いてくる風、小鳥のさえずり、やって来る昆虫などを感じながら、家族で一緒に庭仕事をしたり、野菜のお世話をするのは、とても心地よい時間でした。

土や自然に触れることは、ストレス解消にもなるってよく言いますよね。

体も動かすし、本当に良い時間でした。

それに、家庭菜園をすることで、毎日の食卓が豊かになります。

皿の周りに野菜

いつもの一品に、とれたてのトマトやキュウリ、バジルや青じそが添えられたり、ゆでたインゲンやオクラが追加されたり。

彩りも良く、新鮮な無農薬のとれたて野菜で、栄養もアップしますよね。

毎日の食事が、シンプルだけどほんの少しランクアップして、満足感が感じられた夏でした。

クリエイティブな感覚を刺激される

とれたて野菜

野菜作りを通して、農作物を作ることはクリエイティブな作業なんだなと思いました。

野菜作りって、種をまいたり苗を植えて、水だけやっていれば無事に収穫に至るわけではないことをたくさん知りました。

必要な肥料の栄養素も違ったり、追肥するタイミングや、水の量も多いのを好む植物と乾燥を好む植物とがあります。

虫のつきやすさや、つく虫の種類や対応策も違います。

それに、どのタイミングでどこから収穫するのか、収穫量を増やすためには、どの枝を伸ばして、どこを切り取った方がいいのかなども、その野菜によって違います。

モロヘイヤのように、植物によっては種が有毒だったり、注意しなければならないことがある場合もあります。

基本的におさえておくポイントは、その野菜ごとにあるんですが、本で読んで理解していても、実際の植物を目にすると「う~ん、この場合はどうしたらいいんだろう?」と悩んだり。

結局は、ポイントをおさえながらも、植物の様子を常に観察して、その様子に合わせた対応が必要になります。

栄養とられないように、早めに収穫しておこうかな。

この場合、どうしたらいいかな?

どうしたらもっと良くなるかな?

そういう創意工夫が求められます。

「野菜作りって、クリエイティブ~!」って思いました。

頭も使って、体も動かして、目で観察して、セミの鳴き声や小鳥のさえずりを聞いて、日差しの暖かさや風を肌で感じて、野菜やハーブの匂いをかいで、そして味わう!

五感をフルに使うのが野菜作りですね。

収穫した野菜たち

今年の夏は、夏野菜をたくさん収穫しました。

毎日、1つ2つの少しずつ収穫することもたくさんありますが、とれるときには、ボールを持って庭に出て、山盛り収穫したり。

収穫の喜びがあるから、水やりや手入れも頑張れますね。

バジル

バジル

モロヘイヤ・青じそ・インゲン・トマト・絹さや・ニラ・バジル

オクラ・ピーマン・トマト・バジル

モロヘイヤ・オクラ・ピーマン・トマト

野菜

キュウリ・ミョウガ・ブルーベリー・インゲン・オクラ・ミニトマト

野菜

トマト

トマト

これらは収穫した野菜のほんの一部です。

本当にたくさんの種類の野菜を育てることができました!

畑本格化計画1年目としては、十分満足です~♪

でもやっぱり真夏の虫は苦手…

夏野菜の家庭菜園を、半農半Xを目指すべく、頑張ってやってみました。

9月中旬の、暑さが和らいだこの時期に今私が感じていることは…

「やっぱり真夏の虫は苦手だー!!」ということです。笑

女の人って特に、虫が苦手な人って多いですよね。

私は基本的に、カマキリとかカブトムシとかトンボとかカナヘビのトカゲちゃんとか、平気なものもたくさんあって、触ることもできます。

でも、クモがとてつもなく嫌ー!!

それに、うちは周りが自然があるので蚊も多いんです。

旦那さんは蚊に刺されにくいのですが、私は速効刺されます。

だから、夏本番になってからは、庭に出るのが嫌でした…。

雑草採りしたり、肥料あげたり、お手入れしたい気持ちはやまやまですが、たくさんの蚊とクモが私の行く手を阻みます。

最初の頃は頑張っていたのですが、大体3回くらい悲鳴を上げたら、ギブアップで家に入っていました。

そして連日、気温が30度越えが続く頃には、庭にほとんど出られなくなりました…。

帽子とタオル

でも収穫だけはしないと、タイミングを逃すと食べられなくなっちゃうし、そのままにしていたら、無駄にその実に栄養がとられちゃうし。

虫に悲鳴をあげつつ、収穫だけはなんとか頑張りました。

本当に無理な時は、旦那さんや子どもたちに収穫してもらいました。

前に見たテレビで、農家に嫁いだお嫁さんが、虫が苦手なので農業の手伝いをしないと言っていました。

「農家に嫁いだ人でさえそうなんだ」という事実が、私をとても勇気づけてくれました。笑

まとめ

そろそろ夏野菜も終わりに近付いていくので、少しずつ今度は秋冬野菜の計画を立てていこうと思っています。

秋冬は虫がどんどん少なくなっていくので、害虫の影響も少なくて育てやすいそうです。

私は夏野菜しか育てたことがなかったので、秋冬は初めてです。

1から勉強しつつ、進めてみたいと思います。

野菜作りは虫が苦手で抵抗がある人もいるかもしれませんが、興味があるなら、無理せずにできる範囲で少しずつ始めてみるのも良いと思います。

それに、室内のプランター栽培や、水耕栽培でも十分に楽しめますし、食卓にいろんな野菜を添えることができますよ。

日本の食料自給率が少しずつあがって、健康な野菜や作物を作る人が少しずつ増えていったら、日本もいろいろな部分で変わっていくかもしれませんね。

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この記事を書いた人
れっきー

宮城県の子育てライフカウンセラー・保育士で二児の母です♪

忙しい毎日の中でも、無理なくできる、おいしい食事でつくる、ピュアライフについてご紹介しています。

保育士と子育ての両立で忙しい中、食材宅配と出会いました。

子育て中や共働きで時短を目指したいママに、食材宅配はとってもおすすめです!

食や生活用品の安全基準がしっかりしている宅配を選べば、家族の健康にとっても、安心感がありますよ。

ぜひ、毎日の食生活や日用品選びの参考にしてみてくださいね。

野菜の水耕栽培や家庭菜園もやってます!

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