酢は体にいい?種類や飲み方は?実はとりすぎにも注意が必要!

酢 調味料

酢は体にいいと、よく言いますよね。

でも酢にはたくさんの種類があって、選ぶ時に悩みませんか?

私もスーパーで選ぶときに、どれを選んだら良いのか分からずに、悩んだことがあります。

そもそも酢にはどんな種類があるのかを知っていると、選ぶ時に分かりやすいですよね。

酢にはどんな種類があるのか、そしてどのようにしてつくられているのかについて、ご紹介します。

是非これから酢を選ぶ時の、参考にしてみてくださいね。

それから、日々の健康維持に役立つ酢ですが、食生活に取り入れるときに、気をつけるポイントもあります。

その注意点についても、お伝えしたいと思います!

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酢は何からできてるの?

酢

酢は、穀物や果物などからお酒をつくり、それを酢酸発酵させた、液体の調味料のことです。

一例として米酢の場合のつくり方について、お伝えしたいと思います。

【米酢のつくり方】

米を蒸して、米麹と水を加えます。

米麹とは、米に麹菌を培養して繁殖させたもののことです。

麹菌の微生物の働きで、米のデンプンが糖に変化します。

糖が発酵すると、日本酒になります。

ろ過した後のそのお酒に、純米酢と種酢を加えて発酵させると、菌の力によってお酒のアルコール成分が、お酒の主成分の酢酸に変わります。

純米酢を入れるのは、酸性の酢を入れることで、有害菌の発生を防ぐためです。

それから、種酢というのは酢酸菌が生きた酢のことです。

ちなにみ売られている酢には、熱処理されたりしているので、菌はありません。

酢酸菌が生きている種酢を入れることで、酢酸発酵を促しているんです。

この工程の後に、数ヶ月じっくり寝かせて熟成させて、米酢ができあがります。

このように米酢は…

①米をアルコール発酵させて日本酒をつくる。

②その日本酒を、今度は酢酸発酵させて米酢をつくる。

こうしてつくられているんですね!

発酵食品の酢は健康に良い?

寿司

今の日本の食生活は、肉類や乳製品、小麦食品、油脂類などの摂取量が増えて、食事の欧米化が進んでいますよね。

それに食品添加物の消費量も、日本は世界でトップクラスです。

食生活の乱れで、腸の悪玉菌が増えて、腸内環境が悪くなりがちです。

腸は健康にとっても、とても大切だと言われるようになりました。

腸内環境を整える「腸活」や、「菌活」という言葉もあります。

腸の中には、約500~1000種類もの、いろいろな腸内細菌がいます。

それに、腸には免疫細胞の約6割が集中していると言われています。

発酵食品には、健康のために良い善玉菌がたくさん含まれているので、腸内環境を整え、免疫力を上げるために効果的です。

酢に含まれる酢酸にも、腸内の悪玉菌の増殖を抑えたり、腸内環境を整える効果があります。

発酵食品の酢を適切に食事に取り入れることは、日々の健康管理につながります。

酢の種類にはどんなものがある?

では、酢にはどんな種類があるのでしょうか?

大きく分けて、穀物酢と果実酢の2種類があります。

さらに原料によって、いろいろな種類に分けられます。

つくり方は、原料になる穀物や果物などからお酒をつくり、そこに酢酸菌を加えて発酵させてつくります。

酢の主な成分は酢酸ですが、味や香りは酢酸以外の成分が、どれだけ含まれているかによって変わります。

穀物酢

米と稲穂

穀物酢は、穀類を原料にして、つくられた酢です。

原料によって、さらにいろいろな種類があります。

【穀物酢】米、小麦、とうもろこしなどの穀類を使った酢

【米酢】白米を使った酢

【玄米酢】玄米を使った酢

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【黒酢】穀類を使ってつくられ熟成期間を長くした酢

【香酢】もち米を使った中国の酢

果実酢

りんご酢

果実酢は、果物を原料にして、つくられた酢です。

こちらも、原料によって、さらにいろいろな種類があります。

【りんご酢】りんごを使った酢

【ワインビネガー】ぶどうでつくったワインからつくる酢

【バルサミコ酢】ぶどうでつくり、長期間熟成させてつくる酢

酢は長い期間熟成させると、濃厚で芳醇な味わいになります。

バルサミコ酢は、10年、20年と熟成させることもあります。

酢はそのまま飲んでもいいの?

酢が発酵食品で、健康に良いのなら、そのまま飲んでも良いのでしょうか?

例えば黒酢は、お肉を柔らかくして、うま味を引き出すので、酢豚など肉料理ともよく合う酢です。

酢豚

黒酢は他の酢と比べると、味がまろやかで甘みがあるので、そのままでもおいしく飲める酢です。

はちみつとの相性もいいので、はちみつ黒酢ドリンクなども人気ですね。

一般的に黒酢や果実酢は、飲むこともできるとされていて、商品化されている健康食品もたくさんあります。

でも、自分で酢を飲むときには、ちょっと注意が必要です。

飲むときに気をつけることは?

黒酢ドリンク

酢には酢酸と呼ばれる、が含まれています。

酸には、物を溶かす性質があります。

歯の表面はエナメル質という膜で覆われています。

このエナメル質が溶けてしまうと、虫歯や知覚過敏にの原因になります。

酢をドリンクとして飲むときには、「飲んだ後にはうがいをするように」と歯医者さんも言っています。

また、胃腸の弱い人も、酢酸成分が胃腸内を刺激するので、胃痛の原因になることがあります。

特に空腹時は注意が必要なので、食事中や食後に適度な量をとるようにしましょう。

飲む場合におすすめなのは、飲みやすい黒酢や果実酢です。

穀物酢や米酢などは、ツンとした香りで酸味が強いので、飲む酢にはあまり向いていません。

酢はこうやってとろう!

ワカメの酢の物

酢を飲むときには、原液では飲まないようにしましょう。

酢はそもそも、液体の調味料です。

調味料をそのまま飲むのではなくて、料理に使ったり、多めの炭酸水や水で割るなどして飲むようにします。

実は、酢には致死量があるんですよ。

体に良いからと言って、原液の取りすぎや、酢のドリンクのあまりにも過剰な取りすぎは、健康を害する可能性があります。

酢は薄めて飲むか、料理をつくるときに使ったり、できあがった料理にかけたりして使いましょう。

そうすれば、普通ならとりすぎずに、適量をとれるはずですね。

健康のためには、1日大さじ1~2杯くらいが目安です。

ドリンクとして飲んだ後は、うがいも忘れずに!

らっきょう

まとめ

酢の種類やつくり方、酢のとり方についてお伝えしました。

酢は、アルコール糖類が添加物として加えられることがあります。

原材料に酢酸が入っているものも、合成添加物の酢酸を添加しているものです。

選ぶ時には、原材料がシンプルなもので、「純米酢」のように「純」が付いているものが無添加のものになるので、参考にしてみてください。

酢を料理に取り入れて腸内環境を整える腸活で、健康的な食生活を工夫してみてくださいね!

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この記事を書いた人
れっきー

宮城県の子育てライフカウンセラー・保育士で二児の母です♪

忙しい毎日の中でも、無理なくできる、おいしい食事でつくる、ピュアライフについてご紹介しています。

保育士と子育ての両立で忙しい中、食材宅配と出会いました。

子育て中や共働きで時短を目指したいママに、食材宅配はとってもおすすめです!

食や生活用品の安全基準がしっかりしている宅配を選べば、家族の健康にとっても、安心感がありますよ。

ぜひ、毎日の食生活や日用品選びの参考にしてみてくださいね。

野菜の水耕栽培や家庭菜園もやってます!

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