家のお隣さんから、挿し木で育てたトマトの苗を5個いただきました。
ちょうどトマトの苗を買いに行こうと思っていたところだったので、ありがたい!
早速畑に植えて、病害虫を防いでくれるトマトと相性の良いコンパニオンプランツを一緒に植えました。
今回はトマトの挿し木や、トマトのコンパニオンプランツ、そして植えたその後の生長についてお伝えします!
トマトは脇芽の挿し木で増やせる
トマトは脇芽と言われる部分を使って、挿し木をすることで、苗を増やすことができます。
どういうことか、説明していきますね!
トマトの脇芽とは?
まず、トマトの脇芽とはどこの部分のことをいうかというと、ここの部分です。
メインに伸びる茎と葉っぱの間の、付け根から出ている、小さい芽の部分です。
この脇芽は、本来トマトを健康で美味しく育てるために、取り除いてしまう部分です。
脇芽をそのままにしておくと、脇芽に栄養分をとられてしまうので、トマトの実が大きくならなかったり、美味しくなりません。
それにあちこちに出てくる脇芽が、どんどん伸びてしまうと、日光が当たりにくくなったり、風通しが悪くて病害虫が発生しやすくなります。
そのため、トマトは栽培するときには、この脇芽をとるといわれています。
この本来は捨ててしまう脇芽を使って、挿し木をすることで、苗をどんどん増やしていくことができます。
トマトの挿し木とは?
10cm~15cmくらいの大きさになった脇芽をつんで、1日根元を水につけて、十分に水を吸わせます。
その後、育苗ポットに入れた湿らせた土に、その脇芽を植えます。
半日陰の場所で育てると、やがて根元から根っこが生えてきます。
お隣さんも「脇芽を土に挿しておくと、根っこが出てくるんだ」と言っていました。
5個もいただいちゃいました♪
早速庭の畑に植えました。
そして、トマトのコンパニオンプランツの、マリーゴールドとバジルも一緒に植えてみました。
コンパニオンプランツ
植物には、一緒に植えると良い影響を与える、コンパニオンプランツというものがあります。
コンパニオンプランツの植物を一緒に植えることで、その匂いや根から分泌する成分、根に共生する菌類などによって、病害虫を抑える働きがあったり、野菜の味を良くしてくれたりします。
つきやすい害虫の天敵をおびき寄せることで、野菜に害虫を寄せ付けないというような働きがあるものもあります。
それに植物は、その種類によって吸収する栄養分が違うので、吸収する栄養分の違いによって、土のバランスがとれたり、生長を促してくれます。
農薬を使わずに、病害虫を抑えられたり、生長が促されるのはいいですよね!
マリーゴールド
キク科のマリーゴールドには、特有の青臭い香りがあって、害虫よけにもなります。
また、センチュウ対策にもなります。
センチュウは線虫と書き、植物に寄生する1㎜ほどの小さくて細長い虫です。
センチュウにもいろいろ種類がありますが、その中でもトマトの根に寄生するネコブセンチュウは、被害が大きくなるとトマトが枯れてしまうこともあります。
寄生されて根っこにコブがたくさんできてしまうと、その部分は、水や養分を吸収して葉に送る、正常な機能ができなくなるので、枯れてしまうんです。
マリーゴールドは、根っこからセンチュウの防除効果がある物質を分泌するので、トマトの近くに植えることで、センチュウを寄せ付けないようにします。
バジル
バジルは、イタリア料理によく使われているハーブです。
ピザの上に、おしゃれにのってたりしますよね。
このバジルは、香りが強いので、お料理の香り付けに使われたり、サラダやバジルソースにも使われたりします。
この独特の強い香りが、畑では害虫よけになります。
青臭いような強い香りは、虫も嫌うので、アブラムシやコナジラミ、コバエなどを寄せ付けにくくなります。
だから、匂いの強いニラやネギ類、パセリなどでもトマトの害虫予防になります。
それから、トマトとバジルでは、根の水分吸収が違うので、お互いの生長を促します。
トマトは乾燥した国が原産の野菜で、乾燥を好みます。
バジルは高温多湿の地域が原産のハーブなので、多湿を好みます。
水をあげたり雨が降った後に、バジルの方が多く水分を吸収することで、トマトは土が過湿状態になりにくくなって、お互いにとって良い影響があります。
それにトマトは、高さが結構高くなりますが、バジルはそんなには大きくならないので、じゃまし合わずに生長できるんですね。
トマトの生長
トマトの、その後の生長についてお伝えします。
実がなる
トマトは乾燥を好むので、気持ち水やりを少なめにしながら育てていました。
花が咲いた後に、実も少しずつ付き始めましたよ。
背丈は小さいですが、青くて小さい実がいくつも付いています。
背丈が伸び実が色付く
葉っぱは思ったよりだいぶ少なめですが、背丈がひょろりと高くなりました。
そして実が色付き始めました。
収穫する
色付いて完熟になった頃に、その都度収穫しています。
赤い小さいミニトマトと、それよりも少し大きくて黄色いトマトです。
一気にたくさん収穫するという感じではなくて、数日おきに1~2個とか少しずつ収穫になるので、夕食や休日の朝食に、その都度ちょこっと添えたりしています。
「甘い!」と家族も喜んでいます♪
収穫量が少しずつ増える
日によっては、こんなにたくさん収穫できる時もありますよ!
赤と黄色なので、サラダに入れるととても華やかになります。
味も甘くて美味しいです!
トマト終了
その後、トマトの収穫をたくさん楽しんで、11月になりました。
まだ色付いていますが、朝晩もめっきり寒くなったし、トマトの勢いはないです。
最後の収穫をして、トマトは終了にしたいと思います。
まだ青い実は結構ありますが、もう赤くはならないかもしれないですね。
トマトは夏の家庭菜園には、加えておきたい野菜の1つです。
また来年も、育てたいと思います。
バジルの生長
バジルのその後の生長についてお伝えします。
葉が虫食いだらけ
トマトは順調に育っている中で、バジルは虫食いだらけになっていました。
サラダや肉料理に添えるととっても美味しいので、早く大きくなって欲しいと思っていたのですが、虫食いだらけで、ちょっと残念です。
このバジルをよくよく見ると、なんと葉っぱの上に小さいバッタの赤ちゃんたちがたくさんいるんです!
赤ちゃんが食べてたのかぁ。
バッタのかわいい赤ちゃんと知ると、多少の虫食いも仕方ないかと、つい思ってしまいます。笑
一番上を切り取って摘心する
バジルは草丈が20cmくらいまで生長したら、一番上の生長点を切り取る「摘心」をして、横から出る側芽の生長を促します。
摘心することによって上に伸びるのを防ぎ、横からの葉がたくさん増えて収穫量を増やすことができます。
葉が増えて虫食いも落ち着く
その後見るたびに、バジルの葉を食べてバッタの赤ちゃんはすくすくと成長していきます。笑
でもバジルの方も大きくなってきて、上の方の葉っぱは虫食いがあまりなくなってきました。
摘心したので、側芽も増えました。
でも葉っぱがだいぶ縮れていて、これは栄養不足の状態みたいです。
苦土石灰やコーヒーの残りかすをまくといいようなので、栄養補給したいと思います。
旦那さんがドリップコーヒーを飲むたびに、乾燥させて瓶にためているので、それをまきたいと思います。
コーヒーの残りかすをまくのは間違い!
コーヒーの残りかすが家庭菜園にも使えるということを知って、ドリップコーヒーの飲み終わったかすを瓶にためていました。
それを根元にまきます。
何日もたって、気付けば「栄養不足の縮れた葉っぱが少しマシになったかも!」と思っていました。
でも、改めてよく調べてみたら、コーヒーの残りかすをそのまま土に混ぜちゃダメなんだそうです!
しかも私は面倒だから、土に混ぜ込んでもいなかったし。
コーヒーの残りかすには、植物の生育を阻害するカフェインやポリフェノールが含まれているので、雑草予防になるらしい。
って、根元にまいちゃダメじゃん!汗
でも、1年目は雑草が生えにくくなりますが、時間の経過によって2年目からは、微生物が住みやすい環境になってそこは良い土になるらしいです。
それから、腐葉土に混ぜて堆肥化させると良い土になるようで、堆肥化させるためのやり方がいろいろあるようです。
「コーヒーの残りかすは土に良い」という部分だけ読んで、すっかり間違えてましたね。
コーヒーの残りかすを直接植物の根元にまくのは、悪いお手本ですのでお気を付けください!
実がなる
バジルの先っぽにいくつか実がなっていました。
そのままにしておくと、白い花が咲いて、葉っぱは固くなっておいしくなくなります。
でも、あえて花を咲かせて、タネをとることもできます。
私は今回は、この花芽は摘み取ってしまいたいと思います。
バジルはシソ科の植物で、シソと同じように穂の部分を天ぷらにして食べてもおいしいんですって!
私のお友達は、バジルソースを作って冷凍しておくって言ってました。
どうやって食べようかなぁ♪
たくさん収穫する
バジルがだいぶ大きくなって、また穂がついていたので、たくさん収穫しました。
白い花が咲いているのも少しありましたね。
室内のプランターで育てているバジルと比べると、やっぱり葉っぱも大きいし立派です。
摘み取ったバジルは、フリージングパックに入れて、冷凍しています。
バジル終了
11月になって、畑も秋冬使用に作り替えています。
バジルは鉢に移して室内で冬越しできるようですが、既に室内で育てているバジルもあるので、畑のバジルは終了にしたいと思います。
畑の害虫除けのコンパニオンプランツとしても、活躍してくれたバジルです。
来年も育ててみたいと思います。
まとめ
トマトの挿し木や、コンパニオンプランツのバジルについてお伝えしました。
様々な植物は、お互いに影響し合って生長するのですね。
毎日生長を観察して、収穫して味わうのはとても嬉しいですよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
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