昨年、庭の畑にイチゴの苗を植えました。
でも、すっかり赤くなる前に、アリなどの虫に食べられてしまうことも多くて、子どもたちもそのたびに残念がっていました。
そこで今年は、プランターで栽培することにしました。
それなら、虫も来づらいし、状況によっては運んでプランターの位置を変えることもできます。
実際に、前にプランター栽培したときには、虫の被害はなかったんですよね。
今年はたくさん収穫できるでしょうか。
イチゴのプランター栽培の様子を、記録してみたいと思います!
<他の畑・プランター栽培についてはこちら>
野菜を畑やプランターで栽培しよう!庭でイチゴやアスパラも
イチゴの苗を植える
ホーマックで、イチゴの苗を植える、プランターを買ってきました。
ここにイチゴを3株、植えたいと思います。
プランターに入れる土は、昨年も使った「花と野菜のかる~い培養土」25Lです。
お店で見てる中では比較的安いし、本当に軽くて買う時にも楽なので、今回もこれにしました。
裏はこんな感じです。
元肥入りで、野菜を育てるときに必要な肥料が、あらかじめ土に混ぜてあります。
植え付け前に土に混ぜる肥料を、元肥と言います。
それに対して、生育途中で加える肥料を、追肥と言います。
植物の生育に必要な3要素
植物を育てるときには、必ず必要な成分が3種類あります。
●葉っぱを大きくする窒素(N)
●花や実を大きくするリン酸(P)
●根や茎を育てるカリウム(K)
この3つです。
成分によって、育つところが違うのですね。
私は畑やガーデニングは初心者な方なので、最初から混ざっている元肥入りのを使って、育てたいと思います。
「花と野菜のかる~い培養土」を、プランターに入れました。
まだ半分くらい残っています。
残りは、他の野菜もいくつか育てる予定なので、そのときに使おうと思います。
こちらが昨年、虫に先にイチゴを食べられてしまった、畑のイチゴの苗です。
2株あって、1つは葉っぱが大きく広がっています。
もう1つは、とても小さい苗です。
でも両方とも既に花が咲いて、小さい実ができはじめています。
赤くなったらまた虫が集まってくるかもしれないから、これをプランターに移します。
大きい苗と…
小さい苗も真ん中に入りました。
イチゴの一季成りと四季成り
そしてもう1つは、今回ホーマックで新しく買ってきた苗です。
「イチゴ四季成り」の「鈴音」です。
収穫期は4月~10月です。
四季成りと書いてあるものは、収穫期が長いので、子どもたちと相談してこれにしました。
同じイチゴでもいろいろな種類や特徴があるので、みんなでだいぶ悩みました。笑
「一季成り」は、1年に1度、イチゴの旬の5月~6月頃に収穫できるものです。
それに対して「四季成り」は、寒い時期以外は長く花が咲いて、季節を問わずに収穫できるものみたいです。
どうせ植えるなら、たくさん収穫したいですからね。
3株、無事にプランターに植えられました。
枯れかけている葉っぱや、植え付けのときに邪魔になる葉っぱは、取り除きました。
買ってきた新しい苗も、小さい実ができています。
3株で、既に結構、実がなっているので、楽しみですね。
プランターは水やりをして、日当たりの良いウッドデッキの上に置いておきました。
軽くて持ち運びも簡単でした。
それに地面じゃないので、虫の影響も、畑に植えていた昨年より、きっと少なくできると思います。
ガーデニングやお花が好きなお友達たちに言ったら、前にいちごを地植えにした時に、やっぱり虫に食べられてしまって、全滅だったという人がいました。
それに、いちごの栽培は難しいと思って、苗を買うのをやめたという人も。
「今年はプランター栽培にしてみようかな♪」と、みんな言ってましたね。
でも、今うちの庭のカラスノエンドウの雑草に、いちごに付きやすい害虫のアブラムシがいっぱいいるんです!
いちごを守るためにも、早く庭の雑草とりもしなくてはー!汗
苗植えから10日経過・ほんのり赤くなる
いちごをアブラムシから守るために、あれから庭の雑草とりもちゃんとしましたよ^^
その後プランターのいちごは、うちの下の子がこまめに水やりをしてくれて、少しずつ大きくなっています。
ほんのり赤くなってきたイチゴもあります!
こっちは、実がいっぱい付いています。
「大きく育てるためには、立派な何個かだけ残して、他はとっちゃった方がいいのかな?」なんて子どもと話していました。
よく農家さんが栽培するときに、そう聞くことがありますよね。
でも結局「もったいないから、全部残す!」ということになりました。笑
こんな小さい苗も、ちゃんと実がなるからすごいですよね。
苗植えから15日経過・鳥疑惑と初収穫
今日はイチゴの初収穫です!
ちなみに、この前にも2個ほど、赤くなったのがあったんですよ。
でも、なんか変な形に傷んでいるところがあって、虫もくっ付いていないのに、子どもたちと「この痛み方、なんかおかしいね」と言っていました。
そしたら、そのイチゴを見たパパが「鳥に食べられたんじゃない?」と一言。
「そうかもー!この変な欠け方は、きっと鳥だー!」ということで、プランターの場所を、鳥さんたちからよく見える位置にあったウッドデッキの上から、玄関先に移しました。
プランターだと、場所を移動できるからいいですね。
それで今日はやっと、初収穫です。
もうちょっと完熟まで待てたような気がするけど、また鳥に食べられる前に収穫しちゃいました。笑
3つにカットして、子どもたちと食べました。
甘さと酸味が両方ありますね。
子どもたちは「おいしい♡」と喜んでいました。
次は完熟まで待ってから収穫しようかな。
苗植えから20日経過・鳥予防に網をかける
また赤くなっているいちごがあります♪
近くで鳥がピーチク鳴いているから、また食べられることを警戒して、上から網をかけてます。
網って言っても、野菜用のじゃなくて、川で生き物を採るときの網です!笑
うちの子が、これで隠してくれました。
順調に赤くなってますねー^^
苗植えから23日経過・虫除け菜園シート
いちごの実が、土に付いてるのが気になっていたんですよね。
土に付かないように、葉っぱの上に乗せてみたりしてますが…。笑
黒いビニールやワラを敷いたりしないといけないかなぁと思っていたら、ダイソーでこんなものを見つけました。
虫除け菜園シートです!
・光の反射で害虫を予防
・地温が上がり早く丈夫に育つ
・雑草や泥はねによる病気を防ぐ
へぇ~!便利な物があるものですね。
家庭菜園とか園芸用品っていうと、うちはすぐホーマックに行っちゃいますが、ダイソーも実はいろいろな商品があるんですね。
今回ダイソーで、キュウリがつるを伸ばす用の網とか、防草シートとか、塩が原料の除草剤とかいろいろ買ってみました。
防草シートも耐久年数とか、かたい刺さるような植物にも耐えられるかとか、レベルがあるみたいです。
でも、ちょっと雑草防ぎたいときに、このダイソー価格で買えるのは嬉しいですね。
今回はこのイチゴに、この虫除け菜園シートを使ってみます。
写真で見ると、「結構小さいのかな?」と思いましたが、実際に出してみると思っていたよりは大きかったです。
切れ込みが入っているので、苗に付けやすいですね。
サイズは、うちのプランターの幅よりも少し大きいくらいでした。
なかなかいいですね~♪
とりあえず、いちごが土に付いているのは、1つの苗だけなので、今回は3つのうち真ん中の苗だけこの虫除け菜園シートを付けました。
この日、子どもたちが学校から帰って来てから、赤くなっていた4つのイチゴを収穫しました。
1つはかなり小さいですけど。笑
4人家族なので、1人1個ずつ食べました。
私は1番小さいのを食べましたが、この小ささでめちゃくちゃ美味しい!
甘さと酸っぱさがちょうどいいです!
子どもたちも「美味しいー!」と満面の笑顔でした。
今回は完熟状態になるまで、十分に待ちましたからね。
自分たちで大切に育てたこの一粒って、ありがたみと幸せ感が全然違いますね。
ビタミンCが、細胞全体に染みわたる~♪
苗植えから33日経過・アリに警戒する
苗植えから1ヶ月がたちました。
その後も順調に収穫しています。
お世話になった工務店さんが、「今年はどの家の庭も、アリが多い」って言ってました。
確かに私も思ってました!
その年によって、庭の虫のバランスも違うんですよね。
イチゴのプランターにも、数匹のアリが登ってたりします。
アリに警戒しつつ、収穫が遅くならないように、ちゃんと収穫していこうと思います。
のんびりしていたら、昨年のようにアリに先に食べられちゃいますからね。
小さいイチゴを、子どもたちが半分ずつ食べました。
その後に実った1番右側の苗のイチゴが、土に付いていました。
なので、真ん中の苗に付けていた虫除け菜園シートを、1番右側の苗に移動させました。
この虫除け菜園シートは、取り外しも設置も簡単だから、いいわ~♪
(もう1枚買えばいいんですけどね。笑)
苗植えから55日経過したその後・一季成りは終了
その後いつからか、プランターの一番右の苗しか、実がならなくなりました。
他の2つの苗に全くつぼみがならなくなったので、もっと古い葉っぱや枝を切って取り除いた方がいいのかなぁとか、栄養が足りないのかなぁなどと、いろいろ考えました。
そしてある時、ふと気付きました。
一番右の実がつく苗は、今年買った寒い季節以外はずっと収穫ができる「四季成り」の苗です。
そして、他の2つは前からあった別の苗。
ということは、他の2つは「四季なり」じゃなくて、イチゴの旬の5月~6月頃だけに収穫できる「一季成り」の苗だったんだ~!
どうりで、ぱたっと実が付かなくなったわけだ。
私はそれに気付かずに、「なんでこの2つは、花も咲かないし実もならなくなったんだろう?」と、ずっと考えてましたよ。笑
そう考えると、四季成りの苗を買った方が、やっぱりお得な感じがしますね。
一季成りよりも、かなり長い期間楽しめますからね。
次にまたイチゴの苗を買うときには、四季成りにします。
でも本当は、イチゴのランナーと呼ばれる長い茎の匍匐茎(ほふくけい)を使って、子株を自分で増やしてみたいんですけどね。
イチゴは根元からこのランナーを伸ばして、土に付いた部分から根っこが生えてきて、またそこから1株育つんです。
うまくいくとこんな感じです。
それを繰り返して、株を増やせるので、私もいつかは成功させてみたいですね!
一季成りだと思ったら花が咲いた!
「一季成りの2つの苗は今年はもう終了かぁ」と思っていたのに、その後なんと一番左の苗につぼみができて、花が咲いたんですよ!
うそでしょー!
もうてっきり、今年は終わったと思っていたよー!
どうしてか理由を考えてみると、まず他の野菜のために使った肥料を、イチゴのプランターにも何気なく入れたんですよね。
それが良かったんだと思います。
まず100円ショップのキャンドゥで買った「発酵鶏ふん つぶタイプ」です。
それからまた別の時に、ダイソーで買った「油かす」を野菜にまいたので、イチゴにもついでに土にまきました。
そして、スプレーの「万田酵素」も葉っぱにかけました。
いつも野菜の畑にするのがメインで、毎回ついでにという感じでイチゴにもやっていたのですが、たぶんそれが良かったんだと思います。
ということは、それまで一番左の苗にとっては、栄養が足りなくなっていたから、つぼみを付けられなかったということですね。
一番右の苗は、同じプランターの環境でも、今年買ったばかりで元気があったということかぁ。
野菜作りをしていて思いましたけど、適切な「追肥」ってすごく大切で、そして思っていた以上に回数が必要なんですよね。
イチゴにも、定期的にちゃんと肥料を与えていきたいと思います。
結局全部四季成り、肥料不足が原因
その後、残りの真ん中の苗も、花が咲きました。笑
やっぱり肥料不足だったんですね。
結局3つとも四季成りの苗でしたね。
でも花は咲いても、実はならずに枯れちゃうことがあるので、水やりもしっかりしていきたいと思います。
その後、8月の真夏でも、イチゴの収穫が時々できるようになりました!
真夏の食後に、イチゴのデザートが付くなんて、なんて贅沢~♡
10月でも実がなっている
四季成りいちごは、収穫期が4月~10月と書いてありました。
10月に入っても、ちゃんと実が赤くなっていまーす♪
11月になり葉が色付いてくる
11月になって、朝晩もめっきり寒くなってきました。
イチゴは葉っぱが赤く色付いてきています。
まだ実はなっていて、少しずつ大きくなっています。
12月になってもまだ実がついている
12月になって、すっかり冬です。
葉っぱも枯れてきましたが、なんとまだ実がついています。
葉っぱはもう、部分的に枯れているんですけどね。
花もまだ咲いています。
すごいですね!
冬の間はこんな感じに
その後、冬の間はこんな感じで、葉っぱはほとんど枯れています。
何もせずに、庭の片隅にそのまま置いておきました。
春になると…
冬の間はずっと変化なしですが、春の訪れと共に、また緑の葉っぱが元気に伸びてきました!
また今年もたくさんのイチゴが楽しめるかな♪
その後は順調に、たくさん花や実をつけていま~す。
まとめ
プランターにいちごの苗を植え変えた様子や、その後の生長の様子についてお伝えしました。
植物にとって、肥料ってとても大切なんですね。
苗に関して言うと、私としては100円とか200円とか少し高くても、長く楽しめる四季成りがやっぱりいいですね。
プランター栽培にして、今回はアリなどの虫の被害もなくて良かったです。
ぜひこれからの家庭菜園の、参考にしてみてくださいね!
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