カップラーメンはよく食べますか?
いろいろな種類があって、手軽にすぐ食べられるし美味しいので、忙しい時には重宝しますよね。
でも、カップラーメンってあんまり体に良いイメージはないですよね。
カップラーメンがどうして、体に良くないと言われているのか、また、そんなカップラーメンを、ちょっとしたひと手間で、少しでも健康的に食べる食べ方について、ご紹介したいと思います。
また、我が家が子どもたちと安心して食べている、ノンカップ麺という商品についても、ご紹介したいと思います。
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カップラーメンは体に悪い?
一般的にカップラーメンは、体に良くないと言われていますが、そう言われる理由にはいろいろあります。
実際にカップラーメンばかり食べている人は、健康診断で指摘を受けたりします。
私の知り合いでは、カップラーメンに限らず、ラーメンを毎日食べていた生活から、ラーメンをやめただけで、かなりの減量ができたそうです。
ラーメン自体が、健康に良くない影響があったり、体重も増えやすくなったりするようですね。
カップラーメンが体に良くないと言われる理由には、次のようなことがあげられます。
油が酸化する
カップラーメンはノンフライの麺もありますが、多くは油で揚げてある揚げ麺です。
油は時間がたつと酸化して、過酸化脂質という物質に変化します。
この過酸化脂質が、体に悪いと言われています。
塩分のとりすぎ
カップラーメンに使われている塩は、精製された塩化ナトリウムの含有率が高い精製塩です。
天然の塩の場合は、ミネラル分も20%ほど含まれています。
それに天然塩には、取り過ぎた塩化ナトリウムを、体の外へ排出してくれるカリウムが含まれていて、そのカリウムの効果によって、塩分の取りすぎが起きにくくなるとされています。
でもカップラーメンに含まれる精製塩は、その成分のほとんどが塩化ナトリウムのために、ミネラルはなく塩分だけがとても高くなります。
カップラーメンを日常的に食べている人は、塩分の過剰摂取の状態になっている可能性が高いです。
塩分の取りすぎは、高血圧や動脈硬化をはじめ、様々な病気につながる心配があります。
食品添加物の過剰摂取
カップラーメンには、たくさんの食品添加物が使われています。
日本で認可されている食品添加物は、複数の添加物を複合的に摂取した場合の安全性は考えられていません。
体内で様々な反応が起きる可能性もあります。
容器から発がん物質
カップラーメンは熱湯を注いで食べるものです。
それによって、容器の発砲スチロールから、発がん性のある内分泌かく乱物質の環境ホルモンが溶け出す可能性があります。
内分泌系は、ホルモンを通じて細胞間でコミュニケーションをとって、代謝や成長、生殖などの機能を調節するシステムのことです。
この働きに有害な影響を与えるものが、内分泌かく乱物質です。
今は安全性や地球環境にも配慮して、紙製の容器を使っているカップラーメンもありますが、多くの場合は発砲スチロール製なので、微量に溶け出す物質が心配です。
またその物質が、カップラーメンに含まれる大量の化学物質である食品添加物や油と、化学反応を起こすという可能性もあります。
栄養不足
カップラーメンは、カロリーや塩分は高いですが、ミネラルやビタミンなど、体にとって必要な栄養素はほとんどありません。
栄養バランスが偏り、カップラーメンに頼っている人ほど、栄養失調を起こす可能性があります。
健康な食べ方はないの?
カップラーメンは、手軽で価格も比較的安価で、美味しいですが、健康への良くない影響がたくさんありましたね。
でも、完全にやめるということは難しいという人もいますよね。
そのような方は、少しでも健康的に食べられるように、ほんのちょっとの工夫をしてみましょう!
麺の湯通しをする
油で揚げてある麺で、スープが麺とは別に袋に入っているものがありますよね。
その場合は、スープを入れる前に1度お湯を入れて、少し待った後に、そのお湯を捨てます。
そして袋のスープを入れて、改めてお湯を注ぎます。
こうすることで、揚げ麺の余分な油や、食品添加物を取り除くことができます。
スープは全部飲まない
カップラーメンは、スープに多くの塩分が含まれています。
そのため、スープは全部飲まないようにします。
食べる回数を減らす
食品添加物や塩分などの過剰摂取を防ぐために、カップラーメンを食べる回数や頻度をなるべく減らします。
どうしても時間がない時や、食べたいときだけにするなど、少しずつ減らしていけると良いですね。
器に移してお湯を入れる
発砲スチロールの容器の場合、発がん物質が溶け出す影響を防ぐために、家で使っているラーメンどんぶりなどの器に入れ替えて、お湯を入れます。
なべのふたや、他の皿などでふたをすれば、同じように作ることができます。
トッピングや他の食事で栄養を補う
カップラーメンだけだと、ほとんど栄養はないので、そこに乾燥ワカメや卵、長ネギなどを加えます。
キャベツやもやしなどの野菜を、レンジでチンしてのせても、美味しく食べることができます。
それから、トッピングとしてのせなくても、食事に野菜サラダを加えるなど、なるべく栄養がとれるように工夫します。
そのときの食事で難しいときには、次の日など、その他の食事で栄養素を補えるようにします。
安心なノンカップ麺
我が家では「あいコープみやぎ」の食材宅配サービスを利用しています。
その宅配で取り扱っているものに、トーエー食品の「ノンカップ麺」というものがあります。
見た目は袋入りのインスタントラーメンのようですが、鍋を火にかけなくても、カップラーメンのように、家にあるどんぶりやお椀に麺とスープを入れて、熱湯を注ぐだけでできます。
工場見学に訪れた主婦の「カップ麺はカップがゴミになる。袋入り即席麺は子どもやお年寄りに火を使わせるのが心配。カップに入ってないカップ麺があればいいのに」という声から、ノンカップ麺は生まれたそうですよ。
ノンカップ麺は、国内産100%の原材料を使っています。
国内産の原料を使うことで、遺伝子組み換えやポストハーベストなどの残留農薬の不安もなく、安心して食べることができます。
また、スープは化学調味料を使わずに、かつおやさば節のダシ、野菜や肉の天然エキスを使って作られています。
それに通常、即席麺は、人工合成添加物の「かんすい」を使って、簡単にコシが強く保存性の高い麺を作ります。
でも「かんすい」はカルシウム不足の原因にもなる、リンを多く含みます。
健康を害する可能性のある添加物を使わずに、コシのある麺になっています。
そして、ノンカップ麺は樹脂製のカップを使っていないので、食後に出るゴミを減らすことができます。
包装には、塩素を含まない薄いポリプロピレンを使用していて、燃やしてもダイオキシン発生の心配がありません。
飲み残しのスープがなければ水質の汚染も減らせると考えて、安心して最後まで飲み干せるスープの開発にも力を注いできたそうです。
実際にあっさり味のスープは、天然成分だけを使用しているから、最後まで安心して飲み干せます。
ノンカップ麺は、種類も豊富にあって、お椀でできるミニサイズもあるので、興味があれば是非、いろいろな味を試してみてくださいね!
まとめ
カップラーメンの健康への影響や、ちょっとしたひと手間で、少しでも健康に食べられる工夫についてお伝えしました。
便利なものがあふれる世の中ですが、健康とのバランスをうまくとりながら、利用していきたいですね。