テレビ番組のお料理コーナーで、魚焼きグリルに焼き魚がくっつかない方法は、網に酢を塗ることだって言ってました。
「じゃあフライパンで焼くときにも、酢を塗ればいいんじゃない?」
そう思って、やってみました。
やってみた結果について、お伝えしてみたいと思います!
酢を使うとくっつかない
テレビ番組で、「魚焼きグリルの網に酢を塗ると、焼いた魚がくっつかないできれいにとれる」って言ってたんです。
理由も説明されていました。
くっつかない理由は、魚のタンパク質が変化して、金属の網とくっつく「熱凝着」というのを、防ぐことができるからだそうです。
動物性のタンパク質は、加熱されると、この「熱凝着」という現象が起こるんですね。
動物性タンパク質は、お酢と反応すると固くなるので、酢を網に塗ることによって、最初に酢と反応します。
これで魚の網に、くっつかなくなるんですね。
この酢を使う方法は、餃子を作るときに、餃子同士がくっつかないようにするためにも使われています。
餃子の焼き上がった最後に、酢をサッとかけることで、餃子の皮同士がくっつかなくなります。
小麦粉のタンパク質のグルテンを、酸性の酢が溶かすからです。
かけた酢の酸味やにおいは、少量の酢なら熱で飛ぶので、心配しなくても大丈夫です。
酢にはそんな働きもあったのですね。
じゃあフライパンでもくっつかないのか?
うちは魚焼きグリルは、使った後の片づけや掃除が面倒な気がして、ほとんど使ったことがありません。
いつもフライパンに、専用のクッキングシートを敷いて焼いています。
これだと、焼いた後にシートを捨てれば、フライパンはほとんど汚れませんから。
でも魚を焼く時にふと、テレビ番組のことを思い出して「じゃあフライパンに酢を塗ってから焼けば、フライパンにもくっつかないの?」と疑問に思いました。
うちのフライパンで、すっかり表面の加工がとれて、かなりくっつきやすくて、もう使っていなかったフライパンがあるんです。
クッキングシートの節約にもなるかもしれないし、試しにその焦げ付きやすい、もう使っていないフライパンで、実験してみることにしました。
フライパンでもくっつかないか実験
どうせ焦げ焦げになるフライパンだし、もしうまくいかなくてもいいやと思って、試しに実験してみました。
うちにあった酢が、純りんご酢だけだったので、これでやってみます。
フライパンに少量の酢を入れます。
全体になんとなく酢が行き渡るようにして、フライパンを少しだけあっためます。
その後に、魚を入れてみます。
酢だけで、油は入れませんでした。
片面を焼いて、ひっくり返すときに、今までだったらくっついて、魚の身が崩れるけど…
あれっ?身はくっつかない?
無事に全部ひっくり返せました。
火が通ってきてからも、何回かひっくり返してみましたけど、やっぱりくっつきませんね!
くっついて身が崩れることなく、焼き上がりました。
そして何より、違いを感じたのは、使い終わったフライパンを洗ったときです。
ゴシゴシしなくても、洗剤のスポンジで普通にこするだけで、スルッととれた感じでした!
洗うのがとっても楽~♪
これいいかも!
ちょっと1回だけでは、「たまたまかな?」と思ってしまうところもあるので、また魚を焼くときに試して、検証してみたいと思います。
でも、フライパンを洗うの、本当に楽だった~!^^
まとめ
酢を使うと、フライパンでも動物性タンパク質の「熱凝着」を防いで、くっつかないのかやってみました。
魚焼きグリルの網だけじゃなくて、フライパンでもいけそうな感じです。
ご自宅にくっつきやすいフライパンがあったら、是非実験してみてくださーい!
→ 早速また検証してみました
魚を酢を塗ったフライパンで焼くとくっつかないか検証②
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