「玄米は体にいいって言うし、チャレンジしてみたいけど、なかなかハードルが高い!」
そういう人も多いのではないでしょうか?
私もその1人です。笑
自分が無理してまで頑張るのは、むしろ健康には逆効果だと思っているので、自分にとって一番心地よいところを選んでいきたいですよね。
私にとって無理なく心地よく続けられる方法が、「あいコープみやぎ」で売っている、有機JASマークのついた発芽玄米を使うことでした。
私が行っている方法をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね!
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玄米は白米と炊き方が違う
玄米は、稲刈りをした米から、籾殻をとった状態のものです。
その玄米から、精米してぬかを取り除いたものが白米です。
ぬかを取り除いて白米にすると、食べやすいですが、たくさんの栄養価も一緒に取り除かれてしまいます。
玄米は栄養豊富ですが、玄米だけだと食べにくかったり、人によっては口に合わなかったりしますよね。
特に胃腸が弱い人やお子さんやは、胃腸の負担になってお腹をこわすこともあります。
それなら、白米に少し玄米を混ぜればいいと思う人もいるかもしれません。
でも、基本的に白米に玄米を加えて、一緒に炊くことはできません。
白米と玄米では、給水時間や炊き方が違うからです。
一緒に炊くと、白米は先に炊き上がって、玄米は炊き上がらない状態でかたくなってしまいます。
でも玄米にも、ぬかの取り除き具合で、三分づき、五分づき、七分づきと種類があります。
白米に一番近いのが七分づきなので、初めての人は七分づきからが良いと、よく言われています。
玄米を炊くのは難しい?
玄米は食物繊維が豊富で、ビタミンB1や、体内の有害物質を排出する働きのあるフィチン酸など、体に良い成分がたくさん含まれています。
でも体には良くても、炊くのが難しそうだし、やっぱりちょっと食べにくそうな気がしますよね。
玄米は圧力鍋や土鍋で炊いたり、市販の炊飯器でも玄米炊きの機能があるものでないと炊けません。
高温で穀物を調理すると、発ガン物質のアクリルアミドが発生する問題も、圧力釜で高温で焚くときには気になります。
それに玄米は白米を炊くときとは、水の量も違うし、吸水時間も長くなります。
玄米モードのある炊飯器なら、あらかじめ吸水時間も設定されています。
でも、玄米を洗ったら、一般的には少なくとも6時間以上吸水させる必要があると言われています。
12時間以上必要と言われることもあります。
玄米のアブシジン酸
玄米にはアブシジン酸という発芽抑制物質が含まれていて、そのまま食べると体には逆に良くはありません。
長時間吸水させて、玄米を発芽状態にすることで、このアブシジンはなくなります。
実際に発芽していなくても、長時間吸水させれば、玄米が発芽する状態に入り、無毒化できているので大丈夫です。
玄米を発芽させると、GABA(ギャバ)などの栄養価が高まります。
それに少し発芽させることで、かたい皮で覆われていた玄米が、柔らかくなって食べやすくなります。
玄米の吸水中は発芽が進むと、発芽臭が出ることがあります。
数時間ごとに水を交換したり、冷蔵庫の中で吸水させると、雑菌も繁殖しにくくて、発芽臭もおさえられます。
発芽させた状態の発芽玄米
玄米は発芽させるために、白米を炊くよりも時間や手間がかかります。
そんなときに便利なのが、既に発芽させた状態にして売られている発芽玄米です。
米の栽培に使われた農薬のほとんどは、ぬかの部分に残っていて、精製するだけでも多くの農薬を除去できます。
でも市販の発芽玄米は、ほとんどが無農薬じゃないんですよね。
そんなときに私が安心して食べられるのが、「あいコープみやぎ」の宅配で買っている、こちらの発芽玄米です。
有機JASマークがついている、有機農産物なので安心です。
この有機JAS認証を取得するためには、田植えの2年以上前から、法律で認められた有機許容農薬以外の農薬と、化学肥料を使っていない田んぼで作られている必要があります。
これだと、白米に好きな分量を混ぜて、普通の炊飯器で一緒に炊くことができます。
プチプチした食感で美味しいので、気に入っています。
うちはスーパーで売っている雑穀米なども、たまに使うことがあります。
例えば十六穀米とか。
でもこういうのだと、子どもたちが「豆が入ってるのはいやだ」とか、黒米が入っていると「色が付いているご飯じゃなくて、普通の白いのがいい」とか言うことがあるんですよね。
でも、発芽玄米を白米に少し混ぜたご飯なら、うちの子たちも全く抵抗なく食べられるし、むしろ白米だけのときよりおいしいみたいです。
ちなみに我が家のお米は、いつも大体「あいコープみやぎ」の宅配で買った、この無洗米のひとめぼれです。
「あいコープみやぎ」で扱っているお米は全て、神経毒性の高いネオニコチノイド系農薬は使っていないお米なので、安心して食べられます。
BG精米製法という方法で、お米の表面にうまみ層がしっかり残っているんですって。
お米の銘柄は好みがあると思いますが、うちはいつもこのお米です!
市販の発芽玄米はアブシジンが強力?
玄米に含まれる、アブシジン酸は健康に悪く、毒素であるとも言われています。
このアブシジン酸という成分は発芽抑制物質で、発芽できる一定の条件が揃うまで、発芽しないように抑えるための成分です。
一度発芽させた後に乾燥をさせて発芽を止めた、発芽玄米のアブシジン酸は、以前より強力になる可能性があると言われています。
でも、発芽抑制物質のアブシジン酸は、発芽する方向に作用することで、その役割が終わります。
そのため、数十分水にひたして吸水させることで、アブシジン酸を取り除くことができるみたいですね。
心配な方は、少し長めに吸水させるなど、安心できるように対策をすると良いですね。
私も意識的に、少し長めに吸水させるようにしています。
玄米粉を使う方法も
玄米を自分で炊くのはハードルが高いけど、栄養は心がけたいという私のような人は、玄米粉を使うという方法もあります。
私がよく利用している、トータルヘルスデザインという会社があります。
その会社で取り扱っている、「奇跡の酵素玄米粉」なら、玄米の粉を食事に加えるだけで、手軽に毎日の食事の栄養価をアップさせることができます。
木村秋則さんの、木村式自然栽培で育てた玄米を使っている、玄米粉です。
木村秋則さんは、無農薬栽培は不可能と言われていた、リンゴの無農薬栽培を成功させたことで有名な方です。
私も使っているのですが、品質は安心なものですし、本当に簡単に必要な栄養素を補うことができます。
牛乳やヨーグルト、ごま和え、おかゆなどに、と書いてありますが、私は毎日の味噌汁に入れています。
玄米ってやっぱり独特な匂いがするじゃないですか?
あれが私自身も子どもたちもちょっと抵抗があるので、味噌汁ならあんまり気にならないんですよね。
しかも1日1本を目安にって書いてありますが、うちの場合はみんなで分けて食べる味噌汁の片手鍋にちょっと入れるだけです。
少なっ!笑
子どもたちが匂いや味の変化が気にならない、ギリギリの量を入れています。
1本の4分の1くらいは入れているかなぁ。
ほんと少ないですけど、他にもいろいろ食事に取り入れているのものがあるので、相乗効果で毎日必要な栄養素を補えたらいいかなぁと思っています。
発芽玄米の、温めるだけのレトルトご飯もありますよ。
災害に備えたストックにもオススメですって!
まとめ
我が家でいつも使っている、有機JASマークつきの発芽玄米や、玄米粉についてご紹介しました。
玄米や発芽玄米、アブシジン酸の影響などには、他にもいろいろな説が見られます。
ご自身で必要な情報を入手して、判断してみてくださいね。