皆さん、味噌汁は毎日食べますか?
我が家は、1日の中で必ず1回は味噌汁を食べるので、味噌は欠かすことのできない調味料です。
でも味噌には、たくさんの種類がありますよね。
今は我が家は、お気に入りの味噌が大体決まっています。
でもスーパーで買っていた頃は、毎回どれを買うか、悩みましたね。
価格と原材料やパッケージに書いてある説明を読んで、「今回はどれにしよう…」と。
味噌を買うときには、是非「無添加味噌」を選ぶことをおすすめします!
その理由はなんでしょう?
毎日の健康管理にも役立つ、無添加味噌についてお伝えしたいと思います。
<その他の調味料についてはこちら>
調味料は無添加がおすすめ!手軽にできる家族の健康管理
昔から重宝された味噌
味噌は保存がきくので、昔からとても重宝されていました。
戦国時代にも、戦のときの軍の食糧である「兵糧」(ひょうろう)としても、使われていました。
発酵食品としてや調味料としても、焼いて食べたり、味噌汁にしたり、いろいろな食べ方ができますしね。
私が住んでいる宮城県なら、仙台味噌は伊達政宗の兵糧として使われ、夏でも腐敗しにくく、大活躍していたようです。
地方によって、津軽味噌、信州味噌、関西白味噌、九州麦味噌など、いろいろな特徴を持つ味噌がたくさんあります。
それぞれの土地で、郷土料理としても、味噌はたくさん使われていますね。
味噌の種類は?どうやってつくるの?
味噌は使う原材料によって、種類が分けられます。
まず味噌は、「麹」(こうじ)というものを使って作られています。
麹とは、米や麦、大豆などの穀物に、麹菌を培養して繁殖させたものです。
それぞれ米麹、麦麹、大豆麹と言われます。
麹は味噌の他にも、お酒や醤油などの発酵食品の製造で使われる、大事なものです。
この麹菌を何の穀物に培養、繁殖させたかによって、味噌は種類が分けられます。
味噌の種類
味噌は、米味噌、麦味噌、豆味噌と、これらを混合した調合味噌に分けられます。
【米味噌】大豆に米麹を入れて発酵、熟成させたもの。
【麦味噌】大豆に麦麹を入れて発酵、熟成させたもの。
【豆味噌】大豆に麹を入れて大豆麹をつくり、発酵・熟成させたもの。
【調合味噌】これらを混合したもの
どうやってつくる?
お伝えしたように、味噌は大豆に、米麹、麦麹、大豆麹など、それぞれの麹を加えます。
そしてそこに、塩を混ぜ合わせて、じっくりと時間をかけて発酵熟成させてつくります。
菌という微生物の働きによって、発酵食品の味噌ができあがるんですね。
できあがった味噌の、味の違いは、塩の量や麹の量によって変わります。
塩分が高ければ辛口になり、麹の割合が多いと甘口になります。
味噌は原材料だけを見ると、とてもシンプルな材料でできていますね。
無添加味噌と無添加じゃない味噌って?
味噌の原材料は、この3つになります。
●大豆
●米か麦
●塩
これが無添加の味噌です。
大豆麹を使った、八丁味噌などの豆味噌は、原材料が大豆と塩だけになります。
本来味噌は、食品添加物や保存料は必要のない食品です。
でもここに、様々なものが添加されることがあります。
「調味料(アミノ酸等)」と表示されたりする化学調味料や、発酵を止めるためのアルコール(酒精やエタノール)などです。
簡単に調理ができるように、だし調味料を入れている味噌も多いですね。
味噌は発酵食品なので、容器に入れた後も発酵が進み、二酸化炭素が発生します。
容器の膨張を防いだり、保存期間を長くするために、アルコールを加えて微生物の働きを止めるんです。
味噌本来のおいしさや、食品の安全性を考えると、加えなくても良いものは加えずに、できれば無添加の味噌を選びたいですね。
無添加味噌の場合は、発酵の過程で発生した二酸化炭素を外に出すために、容器のふたやパッケージの袋に、ガスを抜くための穴の、バルブがついています。
二酸化炭素を出して、外の空気は中に入れない構造になっています。
これによって、容器の膨張を防いで、味噌のおいしさを守っています。
腸内環境を整える腸活を!
昔ながらの日本食は、とても健康的な食事です。
海外でも和食の良さが、だんだん認められてきていますよね。
でも今の日本は、食事の欧米化が進んで、食品添加物の消費量も、世界でトップクラスです。
食生活の乱れで、腸の悪玉菌が増えて、腸内環境の悪い人が多くなっています。
でも、腸はとても大切だと言われています。
腸は第二の脳と言われたり、いろいろな病気の根源は腸内環境にあって、健康管理には腸内環境を整えることが重要とされています。
その腸内環境を整える「腸活」に良いのが、味噌などの発酵食品です。
腸まで届く乳酸菌とか、ビフィズズ菌というフレーズを、よく聞きますよね。
腸の中には、約500~1000種類もの、いろいろな微生物の腸内細菌がいます。
発酵食品には、健康のために良い善玉菌がたくさん含まれているんです。
便秘解消や毒素排出のデトックス効果が期待できます。
国内外の放射能事故でも、味噌が役立ったということは、いろんなところで言われている話です。
腸には免疫細胞の約6割が集まっていると言われ、腸内環境と免疫力は、密接な関わりがあるようですね。
発酵食品を積極的にとることは、日々の健康管理につながります。
腸内環境を整える、発酵食品を使った「腸活」を是非、取り入れてみてくださいね!
あいコープみやぎの無添加味噌
ちなみに私は、「あいコープみやぎ」という食材宅配を利用しています。
あいコープみやぎは、独自の安全基準を持っている宅配です。
取り扱っている味噌は、もちろん無添加味噌です。
180年余りの歴史を持つ蔵元の「鎌田醤油」が、宮城県産の大豆を使用して、手間暇をかけて熟成させた味噌です。
大豆・米・塩という自然の原材料に、微生物の働きが加わって、深みのある味の美味しい味噌ができあがります。
発酵を止めるためのアルコールも添加していないので、生きている味噌の美味しさをそのままいただくことができます。
安心で美味しい、おすすめの味噌です!
まとめ
味噌は自然の原材料と微生物の力でつくるので、発酵や熟成が必ずしも思った通りに進むとは限りません。
微生物の働き方は気候や環境など、さまざまな条件によって変わるからです。
品質の良い原材料を選ぶことや、熟成中の品質管理がとても大切になります。
是非、職人の熟練の技でつくる、無添加味噌を味わいながら、おいしく毎日の健康管理を心がけてみてくださいね!